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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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白、お誕生日おめでとう! 「お前にこれをやろう。」
任務を終えて帰ってきた再不斬さんが、ずいっと白に縦長の箱を差し出しています。 白が両手で受け取ると、再不斬さんは箱から手を離しました。 そして、足を拭いて部屋に上がり、台所のシンクで手洗いとうがいを済ませて振り返って白を見下ろします。 「ありがとうございます、再不斬さん。」 白が顔を上げてお礼を言うと、再不斬さんは白にしか分からない笑みを浮かべて、腕を組んで壁に寄り掛かりました。 じっと白の手の中の箱を見つめています。 早く箱を開けろということなんでしょう。 白は箱にかかっている緑色のリボンを解いて蓋を開けました。 「わあ…。」 箱の中身は髪飾りのセットでした。 綺麗なとんぼ玉のついた緑色の髪紐に、白色の布、そして筒状の髪留めが入っています。 白は再不斬さんを見上げます。 「あの…。」 白が言葉をかけようとすると、再不斬さんは小さく笑って口を開きました。 もしかして、自分の誕生日プレゼントなのかと白は期待しています。 「戦闘時に髪が長いと邪魔だからな。」 再不斬さんの言葉に、白は少しがっかりしましたが、確かにその通りだと思い直します。 「冗談だ…。」 白が考え込んでいるわずかな間に、再不斬さんが目の間に立っていました。 「白…。」 至近距離で名前を呼ばれ、白は大きな瞳で再不斬さんを見上げます。 「お前、今日誕生日だろう?」 白は驚いて目を見開き、少し頬を染めて俯きます。 「覚えててくれたんですね…。」 そう呟いて、嬉しそうにぎゅっと小さな箱を両手で握りしめました。 じんわりと目が熱くなった白は、目元を指先で軽く拭うと、台所のテーブルの上に箱を置きました。 早速、髪を結ってみようと手首にしていた黒い髪ゴムを口に咥えます。 髪の毛を一つに束ねようとすると、再不斬さんが白の背後に移動しました。 「貸せ。」 白は振り返ると、素直に髪ゴムを手渡して、再不斬さんに背を向けます。 大きな手が優しく白の髪をうなじから掬って、頭頂部に移動させます。 壊れ物を扱うように…優しい手の動きに、白は頬を染めて視線を落としました。 「髪…伸びたな…。」 再不斬さんの囁いた声に、白の心臓はドキドキと跳ね始めました。 うなじからこの心音が届かないか…白は少々不安になって首を動かそうとしました。 「動くな。」 その言葉に白はぴたりと動きを止めると、顔を元の位置に戻しました。 再不斬さんは白の髪を一旦ポニーテールにまとめてから、お団子に結い上げます。 すっとテーブルの上の箱に日に焼けた大きな手が伸び、白い布と緑色の髪紐を取ると、白の頭のお団子に布を被せて髪紐でその布を留めました。 「前を向け。」 再不斬さんの言葉通りに前を向くと、白の目の前に上忍のベストの胸元が飛び込んできました。 再不斬さんは白の前髪を持ち上げると、筒状の髪留めで毛先を束ねています。 もう片方も同じように束ねると、白の髪から手を離しました。 さらりと乾いた音がして、白の髪は地面に向かって落ちます。 「如何ですか?」 白がにこりと微笑むと、再不斬さんふっと口布の下に笑みを浮かべました。 「悪くねえな。」 再不斬さんの言葉に、ふふっと白は笑って洗面所に移動します。 洗面台の鏡の中を覗くと、いつもより大人びた白が微笑んでいました。 背後に再不斬さんが立っていたので、くるりと白は振り返ります。 再不斬さんは口布を取って、白の隣に移動しました。 「ありがとうございます。僕、凄く…凄く嬉しいです。」 白は再不斬さんを見上げると、ふんわりとした砂糖菓子のような笑みを浮かべました。 甘い…と再不斬さんは考えながら、白の頭を優しく撫でたのでした。 漫画はお家設定なので、再不斬さんは上半身裸でした。 白の髪飾りは再不斬さんがプレゼントしたものだったらいいなあと思って書きました。 白、お誕生日おめでとう。 PR コメントを投稿する
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