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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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「そこまでだ、桃地再不斬!」
聞き知った声に、深夜の森の中を走り抜けていた再不斬さんは足を止め、振り返ります。 自分よりも頭一つほど高いシルエットに、包帯の下の唇を吊り上げると背負っていた首切り包丁を構えました。 「フッ…栗霰さん、あんたがお出ましとは。」 雲に隠れていた月が辺りを照らし、再不斬さんの目の前の仮面をつけた青年…栗霰串丸は片手に握っている縫い針を構えます。 きらきらと硬質な金色の髪が月光を反射し、再不斬さんの目を刺しました。 「まあ、俺一人じゃないけどね。」 とんとんとと縫い針で肩を叩きながら、再不斬さんを見下ろして栗霰さんはそう告げました。 「見当はついてますよ。」 背後からの冷気に、再不斬さんは目を細めます。 パキパキと音がなり、氷の鏡が再不斬さんの背後に現れました。 「白。」 鏡の中の仮面の少年…白は、いつでも撃つことができるように千本を片手に構えています。 「再不斬さん…。」 悲しげな声色で白は、前方の人物の名を呼びました。 栗霰さんはすっと片手を前方に突き出します。 「桃地再不斬、お前を殺す。」 栗霰さんはそう宣言すると、地面を蹴って再不斬さんの懐に入ろうとします。 再不斬さんは地面に首切り包丁を突き刺すと、その上に立ちます。 ピンと自分の立っていた足元には糸が張り巡らされていました。 「秘術…魔鏡氷晶。」 再不斬さんの周り一面が氷の鏡に包まれました。 「白…。」 再不斬さんは目の前の鏡に手を伸ばします。 愛おしげに、鏡に写る白の頬を撫でます。 「分かっています。」 ぱりんと鏡が割れると、再不斬さんと白の姿はありませんでした。 「やっぱりね。」 とんとんと栗霰さんは縫い針で肩をたたいて、割れた氷の鏡の破片を踏み潰しました。 パリンと乾いた音が静かな夜の森に響きます。 「まあ、グルだよねー普通。」 ククッと笑うと、栗霰さんは月を見上げます。 あと一夜で満月になる少しいびつな月。 「帰って林檎さんに怒られるとするか。」 栗霰さんはくすくすと笑うと、二人を追うことをせず里に向かって走り出します。 「そろそろ俺たちも準備しないと行けないしね。彼の裏切りは序章だよ。」 真っ暗な闇に金糸が消えるのを、一枚の氷の鏡が見送りました。 このあと更にクーデーターが起きて大変な感じになりそうですね。 忍刀の方々が本気出したら里が壊滅しそうです。 PR コメントを投稿する
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神崎 蛇竜(ミサキ ダリュウ)
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