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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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お、お久しぶりです。 「明日は雪になりますね。」 後ろから聞こえる白の声に、再不斬さんは足を止めました。 顔を上げ、柔らかな光をこぼす満月を見つめます。 その周りには虹色の薄い輪が広がっていました。 「そうだな、急ぐぞ。」 月に輪がかかるのは、雪の降る合図。 白は以前、再不斬さんが教えてくれた天気の合図の話を忘れていなかったのです。 再不斬さんはふっと小さく笑いました。 「はい。」 雪山に入る装備を備えていない二人は地面を蹴ると、木々の間を猛スピードで駆け抜けていきます。 しなる木々の音は猛禽類の羽音よりも小さく夜の闇に響きます。 山眠る季節。 いつにも増して、無駄な音を立てないよう二人は移動します。 「……。」 再不斬さんは立ち止まると、すっと腕を広げて白を静止します。 白はとんと太い枝の上に立つと、ゆっくりと背を正します。 その顔には真っ白な吊眼の面が張り付いていました。 今回の標的である抜け忍が数メートル先の木の枝に立ち、こちらを見つめています。 ゆっくりと腰を落とし、戦闘態勢を取ると口を開きました。 「再不斬か…ふ、白だけじゃなかったか。」 想定外の人物に、少し驚きの表情を浮かべるとにやりと標的は笑いました。 再不斬さんは特に表情を変えず、口元に2本の指を当てます。 「言いたいことはそれだけか?」 しんとした冬夜の闇に、低い再不斬さんの声は溶けていきます。 白は空を見つめると、前方を見据え口を開きます。 「再不斬さん、僕が出ます。」 ちらりと白い塊が、空から舞い降りてきました。 「この天候です。僕にお任せください。」 麓までそう距離はないこと、雪という天候は白の力になること。 再不斬さんは腕を下げ、大木に身を預けました。 「5分やる。」 「はい。」 白は即答すると、そっと手を伸ばします。 一つ二つと手の温もりに雪は解けていきます。 「恨まないでください。これも忍びの定め。」 ぎゅっと手を握ると、白の周りが冷気に包まれます。 静かな夜に小さく断末魔が響き渡りました。 お久しぶりです~。 仕事、大掃除、終わりましたー! ひゃっほう! お勉強に追われておりまして、中々更新できず、すみません。 あと1年ほどこの状況が続きますが、よろしくお願い申し上げます。 PR コメントを投稿する
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