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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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あけました、おめでとうございます! 白視点のお話なので、小説タグですが、1,000文字くらいの短いお話です。 「再不斬さん、あけましておめでとうございます。」 遠く、除夜の鐘の音がする中、僕は正座し深々と頭を下げた。 こたつに足を突っ込んでテレビを見ていた再不斬さんがこちらを向いた音がしたので面を上げた。 薄い湯気の上げる盃をこたつ台の上に置き、再不斬さんは口を開く。 「あぁ。」 短い返事だが、僕は満足だ。 いつもの口布が無い、端正な唇が動くその様にふふっと笑みが自然に零れる。 僕しか知らない、僕だけの再不斬さん。 再不斬さんはごそごそと黒い着流しの胸元から、何かを取り出すと、僕の目の前に差し出す。 僕は小首を傾げてそれを見つめる。 「ありがとうございます。」 それはぽち袋だった。 小さいながらも、きちんと水引がかけられていて、おめでとうと書かれていた。 僕は両手で受け取り、再不斬さんに微笑みかける。 ニイッと再不斬さんは笑うと、こたつ台の上の盃を取り、一気に飲み干した。 僕は徳利を取り、空の盃に熱燗を注ぐ。 ゆらゆらと薄い煙が立ち、温かな室内に溶けていく。 「今年も、一年…あなたのお側に…。」 小さく呟くと、クイッと顎下に指を差し込まれ、持ち上げられた。 強い眼差し。 僕はじっとその瞳を見つめる。 切れ長の目には鋭く強い瞳が鎮座し、僕を映す。 「一年…か…?」 僕はえ?と小さく声を出す。 再不斬さんの瞳に捕らえられ、乾いた声しか出なかった。 それは心地よい束縛のせいだ。 「一年とは言わず、未来永劫…俺の側に居ろ。」 その言葉に、耳が熱くなる。 「フッ…なに嬉しそうな顔してやがる。」 するりと顎下の指先が元の位置に戻る。 バクバクと僕の心臓は悲鳴を上げ、顎下には指の熱が残る。 「まだまだガキだな、白よ。」 僕は両手で耳を覆う。 耳の熱さに更に動揺し、ぎゅっと脇を閉めて体を縮める。 再不斬さんはククッ笑うと口を開いた。 「いいお年賀を貰ったなもんだな、俺も。」 その言葉に、僕は更に顔を赤くし、こたつ台の上のぽち袋を見つめた。 あけました、おめでとうございます! 主が寝たので、こっそり文字うち作業をしております。 1月1日にトルコ釉の可愛い徳利とぐい呑みを購入して日本酒万歳!をしたので、再不斬さんにも日本酒(熱燗)をば…お年賀代わりに。 白は再不斬さんにお年玉をもらってると思うんですが、何歳までお年玉をもらえるのかな~と思いながら文字を打っておりました。 カカシ先生は3人からたかられるんだろうな…フフッ。← PR コメントを投稿する
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