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同人イラストブログです。 NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。 pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356 pixivでは小説も書いてます。
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傷跡妄想

お風呂上りにクリームを塗る白とそれを手伝う再不斬さん。
 白はお風呂上りに温かいリビングで身体にクリームを塗っていました。
 冬のこの時期は肌が乾燥しやすいので、お風呂上りに身体にクリームを塗るのが白の日課になっていました。
「貸せ、塗ってやる。」
 背中を塗ろうと悪戦苦闘していると、白より先にお風呂に入って寛いでいた再不斬さんが声をかけてきました。
「すみません、お願いします。」
 いつもならテレビをぼんやりと眺めている再不斬さんが、自分を気にかけてくれたことが嬉しくて、白は微笑みながらクリームの瓶を差し出しました。
 再不斬さんは、瓶を受け取ると白の背後に周り、クリームを指先で掬い、手の平に伸ばしました。
 暖かな手が真っ白な背中に触れます。
 ある場所にくると、その手は止まりました。
 白は「あぁ」と思い、口を開きます。
「それは…父に受けた傷です。」
 白は背後の再不斬さんを見上げます。
 再不斬さんは、白のほとんど分からなくなった…血継限界と知って自分を殺害しようとした父から受けた背中の傷に気付いたのでした。
 再不斬さんはそっとその場所にクリームを塗りました。
 白はその優しさが嬉しくて、再不斬さんに気付かれないように微笑みました。
 再不斬さんの手が離れたので、白は上に服を着こみます。
「再不斬さんの腕にも、クリームを塗らせて下さい。」
 白は知っていました。
 再不斬さんがいつも、アームカバーで隠している腕の見えなくなった傷跡を。
 それは、同級生を皆殺しにした際に受けた傷です。
 何十もの、爪で抉らたその傷は、今は見えなくても再不斬さんの腕に刻まれています。
「好きにしろ…。」
 それが了承の言葉だということを、白は知っています。
 袖を捲り、逞しい腕にそっとクリームを広げた手で優しくマッサージしながら塗りこみます。
『この腕は、沢山の命を奪っているけど…僕を救ってくれた…。』
 両腕のクリームを塗り終え、白は暖かな再不斬さんの左腕をぎゅっと掴みました。
「何だ?」
 再不斬さんがその行動を不審に思い、白の顔を覗き込みます。
「再不斬さん…僕は今、とても幸せです。」
 白はそう呟くとにっこりと再不斬さんを見つめます。
 再不斬さんはフッと笑うと、白の頭を撫でました。
 沢山の命を踏み台に、二人は幸せを見つけたのでした。


 酔ってます。
 とても酔っています。
 ちゃんと書けてるのかな…。
 二人が消せない傷を持っていたらいいなと思ったんですが、自分の足の傷とか頭の傷が段々と消えていっているのを見て、消えない傷はないなあと思ってこんなオチになりました。
二人が幸せな日々をもっともっと書いていきたいです…。

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