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同人イラストブログです。 NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。 pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356 pixivでは小説も書いてます。
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妄想:ばたんきゅー

白が任務を終えて再不斬さんに待つお家に帰ってくる話。
ほのぼの?
 再不斬さんは夕飯の準備をしていました。
 白は追い忍の任務で3日ほど家を空けています。
『そろそろ帰ってくるな…。』
 再不斬さんは煮魚の味付けをすると、鍋の火を弱めました。
 からんからんと下駄の音が玄関の前で止まります。
 再不斬さんは蒸しタオルを手に持つと、玄関先に立ちました。
 がちゃりとドアノブが回り、ふらりと白が玄関に入って来ました。
「只今戻りました、再不斬さん。」
 にこりと笑う白の表情はかなり疲れきっていました。
 よろよろと再不斬さんに近づくと、倒れ込んできます。
 床に衝突する前に、再不斬さんは片腕で白の体を支えました。
 そして、力の抜けきった白の体をしゃがんで肩に担ぎ、下駄を脱がして足を拭きます。
 両足を拭き終えると、よっこいせと再不斬さんは白を肩に担いで寝室に向かいます。
 背中からくーくーと小さな寝息が聞こえます。
『昔はよくこうやって寝てたな。』
 拾ってきてすぐの頃、白は修業を終えて家につくと、ばったりと玄関に倒れこんで眠っていました。
 そんな時はいつも、再不斬さんは白の着物の首根っこを掴んで地面に衝突するのを防ぎ、肩に担いで寝室に運んでいました。
『でかくなったな…。』
 同い年の男子よりも背も体重も下回る白ですが、拾ってきた頃に比べれば随分大きくなりました。
 再不斬さんはそっと白をベッドに寝かせると、白の帯に手をかけます。
 流石に汚れた衣類のままベッドで寝させるわけにはいきません。
「ん…にゅう…。」
 変な寝言を上げる白にふっと再不斬さんの表情が緩みます。
 白を起こさないように、再不斬さんはタートルネックと下着以外を脱がせると紺色の寝間着を着させました。
「再不斬さん…。」
 再不斬さんは名前を呼ばれて白の顔を覗き込みます。
 気持ちよさそうにすうすうと寝息を立てていました。
「ずっと…お側に…。」
 伸びた白の手は、再不斬さんの胸元をきゅっと掴みました。
 再不斬さんはその手を優しく外し、白に布団をかけるとそっと頭を撫でました。
「あぁ…、側に居る。」
 その言葉に白はふふっと微笑み、また寝息を立て始めました。
 再不斬さんは立ち上がると、静かに寝室の戸を閉めて台所に移動します。
 白が起きた時にすぐご飯が食べられるように、夕飯の準備を再開させました。



 白は頑張り屋さんなので、お家につくまではどんなにふらふらでも、自分の足で帰っていたと思います。
 で、お家につくと安心して気が抜けて、ばたんと玄関先で寝ちゃってたら可愛いなと思って書きました。
 再不斬さんのナイス反射神経で白が地面とぶつかるのは必ず回避されます。
 仕方ねえなって、再不斬さんが白を肩に担いで運ぶ光景にグッとくる!のは…私だけじゃない…はず…。

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