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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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再不斬さんが白を好きな理由を訊かれてる話。 白も出ます。 「なあ、再不斬ー。」
男性ロッカールームの一角、畳とテレビとテレビ台、そしてテーブルの置かれた休憩所で、次の任務の準備が整うのを待っていた俺に、暗部の同期が話しかけてきた。 この場所には他に数人、同じように次の任務を待っている奴らがいた。 「お前さ、白のどこが好きなんだ?」 俺はフッと笑うと、テーブルの上の湯のみを手に取り、口布をずらして茶を一口喉に流し込む。 「道具に好…。」 「お、いつもの道具扱いで逃げる気か?」 背後からの声に振り向くと、5つ上の暗部が立っていた。 サンダルを脱ぐと、俺の隣に腰を下ろす。 「お前、相変わらず素直じゃないよなー。」 嫌味のない笑顔を向けられ、俺は顔を顰めて湯のみをテーブルの上に置いた。 この嫌味の無さが…こいつを苦手とする理由の一つでもある。 「そんなことじゃ、白を誰かに取られちまうぞ。」 テーブルの上のみかんを手に取り、皮を向いて一房、口に放り込みながらヤツは俺を見る。 「あいつは美人だし、気立てもいい。」 俺はギロリとヤツを睨み上げる。 こいつは…白を気に入っている。 それをおくびにも隠したりはしない。 そして、白は…こいつに対して警戒している様子が感じられない。 それが、無性に…。 「うるせえな。その首、ぶった切られてえか?」 ひゅっと手にクナイを握り、首元に突きつける。 やつは特に怯えた様子もなく笑った。 「ははは、おっかねえなー、再不斬。」 そう言って、ヤツの顔から笑みが消えた。 真剣な眼差しで俺の瞳を見つめる。 「あんまり、あいつを傷つけんなよ。」 いつもより、幾分トーンが低い声。 俺はフッと目を閉じて笑うと、クナイを引き、ベストの胸元に仕舞った。 「フッ…余計なことを…。」 俺が言葉を口にするのと同時に、ロッカールームの扉が開いた。 「再不斬さん、お待たせしました。」 白が戸口でにこりと俺に微笑む。 その辺の女よりも…その笑みは美しかった。 「あぁ。」 短く返事をし、サンダルを履いて白の隣に立つ。 白は俺を見上げ、視線が合うとにこりとまた笑って、ドアノブから手を離した。 ぱたりとロッカールームの扉が閉じる。 「何話してたんですか?」 白が小首を傾げながら、俺に訊いてくる。 その姿を一瞥し、俺は手を白の頭に乗せてわしわしと撫でた。 「わわわ!」 いきなりの事で白はわたわたと俺の腕に両手を添えた。 頭に手を乗せたまま、俺は口を開く。 「お前…幸せか?」 白は一瞬、固まったが直ぐにこくりと頷いた。 俺が手を話すと、頬を赤くした白が俺を見つめていた。 曇りのない潤んだ瞳は、吸い込まれそうな程、真っ直ぐに俺を捕えた。 「なら…いい。」 俺は白の頭から手を離すと踵を返して正面玄関に向かう。 「あ…待ってください、再不斬さん。」 からんからんと下駄を鳴らしながら、すぐに背後に白は追いついた。 正面玄関に人の気配がないのを確認し、俺は振り返るともう一度、白の頭を撫でた。 「今日の再不斬さん、変ですね。」 ふふっと嬉しそうに笑いながら、白は俺に言葉をかけた。 自分の腕でその表情は見ることは叶わないが、いつものあの笑みを浮かべているのだろう。 「そうだな。」 白は小首を傾げた。 俺が素直に答えたことが、不思議なんだろう。 手を離すと、少し不安げな表情の白が現れた。 「白よ…俺の側を離れるなよ。」 「当たり前じゃないですか。」 即答して、白はいつものように柔らかな笑みを浮かべた。 そうだ、俺はお前のその笑みを気に入っていたんだったな。 あの日からずっと…。 俺は答えを見つけて、ふっと微笑んだ。 「さあて、さっさと任務を終わらせるとするか。」 いつもの俺の言動に、白はにこりと笑って頷いた。 俺は踵を返すと、晴れ渡った空の下に一歩を踏み出した。 再不斬さんは初めて白に会った時、あの笑顔にノックアウトされたと思います。 白の笑顔って可愛いし癒される。 再不斬さんを包み込むような優しい笑顔だなーと思います。 PR コメントを投稿する
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