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同人イラストブログです。 NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。 pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356 pixivでは小説も書いてます。
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桃地家の朝食妄想

二人が朝食食べてるだけです。
「お前は日本昔ばなしか。」
 こんもりと白のお茶碗に盛られたご飯を見て再不斬さんが口を開きます。
「え?」
 白は首を傾げて向かいに座る再不斬さんを見つめます。
 現在、朝の7時。
 二人で向い合って朝食を摂っています。
「朝っぱらからよく食うな。」
 そんな再不斬さんのお茶碗もなかなかのサイズです。
 白は首を傾げると、いただきますと手を合わせてお箸とお茶碗を持ちました。
「そうですか?僕これでもお昼まで持たない時ありますよ?」
 ご飯を口に運ぶ白を見て、再不斬さんはフッと笑いました。
 自分も白と同い年くらいの頃は、お昼までお腹が持たなかったなあと思い出していました。
 白は、なかなか朝食を口にしない再不斬さんにじれったくなって声をかけました。
「あ、それよりも今日のお味噌汁どうですか?」
 白にそう尋ねられ、再不斬さんはずずっとお味噌汁を啜りました。
 いつもと違う香りと味にあぁと口を開きました。
「…柚子胡椒入れたな。」
 先月、自分が土産に買ってきた調味料の味。
 珍しいので買ってきたのは良いものの、瓶に入ったそれは中々消費方法が見つからず、未だ大量に残っていました。
「えぇ。これで腐らせずに済みそうですね。」
 味に文句を言われなかったので、白は良かったと胸をなでおろしました。
 時々、再不斬さんは珍しい調味料や食材をおみやげに買ってきてくれるのですが、活用できずに腐らせてしまうことが多いのです。
「柚子胡椒はそうそう腐らねえだろう。」
 だし巻き卵を口に放り込みながら再不斬さんは白に答えます。
 白はハッと再不斬さんを見つめます。
『…可愛い…!!』
 リスのように頬を膨らませてだし巻き卵を頬張る再不斬さんを見て、白はその愛らしさ(他の人が見たらめちゃくちゃ怖い)に小さくふふっと笑いました。
 外食時は頬袋を作ったりしないのですが、お家で白とごはんを食べるときは気が緩んでいるのか、頬袋をよく作っています。
『…またちまちま食ってやがる…。』
再不斬さんはちまちまと一生懸命ご飯を口に運びながら、自分をちらちらと見てくる白を見下ろしました。
 小動物のような動きに、ふっと顔が緩みます。
「……。」
 再不斬さんは無言で手を伸ばすと、白の頬についているご飯粒をひょいっと摘んで自分の口に運びました。
「?!」
 白は顔を真っ赤にしてあわあわと慌て始めると、俯いてしまいました。
 再不斬さんはククッと笑って味噌汁を一口啜るのでした。
 


 以前、ちまぐい妄想をしてたので頬袋作らせてみました。
 ご飯を頬張る再不斬さんは可愛いと思うのですが…私と白だけでしょうかね?


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