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同人イラストブログです。
NARUTOの再不斬さんと白を描いてます。
pixivはこちらhttp://www.pixiv.net/member.php?id=4907356
pixivでは小説も書いてます。
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白が暗部の女性陣に再不斬さんのどこが好きか訊かれてる小話です。 再不斬さん出ます。 「ところで、白は再不斬のどこが好きなの?」
休憩所で今回の任務を共にした女性陣とお茶を飲んでいると、急にそんなことを訊かれた。 僕が片眉を上げたので、一番年上の女性が声をかけてきた。 「もう、白君が困ってるじゃない。」 それをきっかけにきゃっきゃとはしゃぎだした女性陣を余所に、僕はもやもやと再不斬さんを思浮かべる。 切れ長の目、すっと通った鼻すじ、包帯の下には凛々しくきゅっと結ばれた唇が隠されている。 普段は服に覆われているその下の身体は、露出されている腕と同じく彫刻の様に鍛え上げられていてとても美しい。 「あ、でも桃地は3Kだな。」 ボーイッシュな女性がそう言って笑った。 僕は意味が分からないので、小首を傾げると、その女性はにししと笑って口を開いた。 「高身長、高収入、コワモテー。」 「高学歴でしょ。」 一番年上の女性に窘められて、ボーイッシュな女性は舌を出してからからと笑った。 強面…なんだろうか? 僕から見た再不斬さんは、皆が見ている再不斬さんとは違う。 再不斬さんは暴力的に見られていて、僕のことも乱暴に扱っていると思われているが、一度も手をあげられたことは無い。 また、頭も切れる。 僕はよく「頭がいい」と褒められるが、それは再不斬さんに養われたものだ。 「で、白は再不斬のどこが好きなの?」 一番初めに声をかけてきた女性が再度僕に訊いた。 僕が言葉を発しようとしたら、入り口から名を呼ばれた。 「白よ、帰るぞ。」 振り返ると再不斬さんが立っていた。 首に包帯を巻いた暗部服を身につけて、首切り包丁を背負って入り口にもたれ掛っている。 「はい。それでは皆さん、また。」 僕は短くその場の女性陣に挨拶して、再不斬さんの元へ急ぐ。 再不斬さんは女性陣を一瞥し、僕が目の前に立つと、踵を返して階段へ向かって歩きだした。 僕はその後を追う。 のしのしと歩いていた再不斬さんが、階段前で急に立ち止まり振り返った。 「何話してた?」 僕はにこりと微笑んで再不斬さんを見上げる。 半分包帯に覆われた顔の下を想像しながら、口を開いた。 「気になりますか?」 フンと再不斬さんは鼻を鳴らして、踵を返して階段を降り始めたので、僕も後に続きながら話を続ける。 「再不斬さんの…どこが好きか聞かれました。」 僕の言葉に、ぴたりと再不斬さんの足が止まる。 そこはちょうど踊り場で、明るい太陽の光に照らされた町並みが一望できた。 「…何て答えた。」 背を向けたまま、再不斬さんは僕に訊いた。 …照れているのかなと僕は考えながら、一歩、再不斬さんに近づく。 「答える前に、再不斬さんが来ちゃいました。」 僕はもう一歩、再不斬さんに近づいて…周りに人の気配がしないのを確認すると額をその逞しい背中に押し付けた。 額当てをしているので、温もりは感じられなかったけれど、酷く心が安心した。 「僕…全部好きですよ。」 衣擦れの音がしたので、僕は額を離して、振り返った再不斬さんを見上げた。 視線が絡み合う。 その瞳は晴れ渡った空のように、曇りひとつ見られなかった。 「再不斬さんのこと。」 一瞬、再不斬さんは目を見開いた。 けれど、すぐにいつもの表情に戻ると、ふっと目を閉じて笑った。 「フッ…どうだかな。」 強がっちゃってと僕は思いながらにこりと微笑む。 知ってますよ。 そうあなたが僕に言う時は…照れてるってこと。 「酷いですよ、再不斬さん。」 僕は肩をすくめてそう言うと、再不斬さんの前を歩き始める。 目的地は一緒だ。 「家に帰ったら、どれだけ僕が再不斬さんのことが好きか教えてあげますよ。」 背を向けたまま僕は言葉を紡ぐ。 ふっと背後で再不斬さんが笑ったかと思うと、隣に立ち頭をわしわしと撫でられた。 「それなら…その身体に聞いてやろう。」 言葉とは裏腹に明るく笑って、再不斬さんは僕の前を歩き始める。 僕は触れられた頭に、自分の手で触れて髪の乱れを軽く直すと、再不斬さんの後ろを着いて家路についた。 エロいこと言ってるけど、家に帰ったら二人で日本茶と羊羹でまったりしながらお話してる気がします。← PR コメントを投稿する
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