今夜は家に有るものでカレー。
リクエストでゴボウ入れてと言われたので、ゴボウ入りです…うぅ…あんまり入れたくなかったー。泣
煮えるまでに日常妄想。

ダンダンと台所でダイナミックな包丁音が響いています。
今日は白が日勤に行っているので、非番の再不斬さんが夕飯を作っています。
白「ただいま戻りました。」
台所横の玄関から、ひょっこりと白が顔を出します。
再「あぁ、おかえり。」
再不斬さんが白の方に顔を向けます。
白「!!」
白は足も拭かずに玄関に上がると、台所の再不斬さんの元に走ります。
白「ざ、再不斬さん!ど、どうしたんですか?!」
白はぎゅっと再不斬さんの胸元を掴みます。
再「ぬおっ!危ねぇ!」
再不斬さんは包丁を握ったままだったので、白に当たらないように、腕を上げます。
白「何で泣いてるんですか?!」
瞳をうるうるさせながら、白は再不斬さんに訊きます。
再「はぁ?」
再不斬さんは「お前の方が泣きそうだぞ」と思いながら、白を見下ろします。
再不斬さんはまな板の上を見て「あぁ」と小さく声を出します。
再「白よ、玉ねぎだ。」
白「はい?」
白は再不斬さんがくいと顔を動かしたので、視線を動かします。
まな板の上に薄切りにされた玉ねぎが乗っていました。
白「す、すみません!」
ばっと白は再不斬さんから離れます。
再「…先に風呂に入ってろ、その間に出来る。」
白は「はい」と返事をすると、タオルを濡らして足を拭き、浴室に向かいました。
再不斬さんはため息をつくと、料理を再開させます。
再『あんなに取り乱して…可愛い奴だな…。』
再不斬さんは鍋にバターを入れ、玉ねぎを炒め始めました。

思ったより長くなっちゃいました;
白は再不斬さんを泣かした奴を生かしちゃおかんと思います。
逆もしかりですが…;

[2回]