寝ぼけた再不斬さんが白を襲いかけます。
未遂ですが、一応大人向け。
再不斬さんと白は肉体関係が無い状態です。

白『…トイレ。』
白は起き上がると、再不斬さんを起こさないように跨ぎ、トイレに向かいました。
拾われた夜に、眠っていてベッドから派手に落ちて以来、白は壁と再不斬さんに挟まれて眠っています。
白はトイレを済ませて、また再不斬さんを跨ごうとベッドに登ります。
白「うわっ！」
跨ごうとした瞬間、再不斬さんが起き上がり、白を押し倒しました。
白は驚いて、再不斬さんの表情を確認すると寝ぼけているようでした。
ぐいっと再不斬さんの顔が近づきます。
白「んぅ！」
ちゅっと唇が触れ合ったかと思うと、口内に舌が侵入してきます。
白「ふっ…ん…んんっ！」
白はぎゅっと目を閉じ、シーツを握りしめます。
白『どうしよう…嫌じゃない…。』
白は再不斬さんが、寝ぼけて自分を女だと勘違いして襲っていると思っています。
そして、再不斬さんにこういう事をされて嫌じゃない自分に戸惑っています。
唇が離れ、再不斬さんが首元に顔を埋めて吸い付いてきます。
白「ん…っふ…あっ！」
再「白…。」
白はびくりと身体を震わせました。
再不斬さんは寝ぼけてはいますが、どうやら女ではなく自分を襲っているようです。
白「っ…再不斬さん…。」
白は堪らない気持ちになって、再不斬さんの名を呼びました。
びくりと次は再不斬さんの身体が震えます。
再「あ…あぁ?」
顔を上げた、眠たげな再不斬さんが白を見下ろしました。
白は頬を染め、荒い息を吐き、再不斬さんを見上げています。
再不斬さんはさぁっと血の気が引きました。
再『夢…じゃねぇ…?!』
ばたりと再不斬さんは白の隣に倒れました。
どうやら脳内がオーバーヒートしたようです。
白「再不斬さん?!」
白は慌てて、再不斬さんの顔を覗き込みます。
眉間に皺を寄せ、目を閉じていました。
白は再不斬さんが眠ったんだと勘違いして、隣に寝転んで自分と再不斬さんに布団をかけました。
白『どうしよう…嫌じゃなかった…。』
白は顔を真っ赤にして、目を閉じ眠りにつきました。

次の日、白はいつも通り振る舞おうと努力して、再不斬さんは無茶苦茶動揺してたらいいなと思います。
白「おはようございます!(声が裏返る)」
再「お…おう(動作がぎこちない)」
二人で真っ赤な顔して朝ご飯食べてたらいいなと思います。

[2回]