悲しみが半周すると変な方向に走ります。

マウスで色塗りしてるので、背景のうさぎが凄く描きにくかったです。。。
カカシ先生を描くコツが未だに掴めない上に、額当てのマーク描き忘れてたという。
でも、評価いただけて、凄く嬉しいですー!!
ひゃっほーい!!
pixivは自重してたんですが、開放↓
※ちょっとパラレルっぽいです。※
「はーい、カットです。ちょっと休憩はさみましょう!」
監督さんがそう言ったので、皆さんセットから降りていきます。
再不斬さんは白の腕を掴んで舞台袖の人目につかない奥まった場所に押しこみました。
「なんで泣きながらな上にセリフ間違えてんだよ。NG出すな。」
カカシ先生に突っ込まれて、まだ顔の赤いまま、再不斬さんは白を叱ります。
白はうつむいて、ぎゅっと手を握りしめたかと思うとバッと顔を上げました。
「だって、この後、再不斬さん死んじゃうんですよ?!そんなの嫌ですー!」
涙をぽろぽろと流しながら、白は再不斬さんに訴えます。
「(お前が死ぬんだろーが…。)50巻後くらいに生き返るじゃねえか。」
再不斬さんは腕組みして、涙を流す白にそう告げました。
「嫌ですー!!」
白はわーっと顔を覆って本格的に泣き出してしまいました。
再不斬さんは震える小さな肩を見下ろします。
「俺だって…お前が死ぬのなんざ見たくねえよ…。」
ぽつりと再不斬さんは呟きました。
「ざ…再不斬さんっ!!」
バッと白は顔を上げて、再不斬さんを見上げます。
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていました。
口布で覆われたその下の唇はきっと、歪んでいることでしょう。
そして、切なげな表情を浮かべて白の肩に手を置きました。
「お前の…死ぬところなんざ…見たくねえよ…。」
その言葉を聞いて、白はぎゅっと再不斬さんに抱きつきました。
鍛えあげられた胸板に白は額を付けます。
トクントクンと心音が伝わってきます。
「ごめんなさい。僕…自分のことばっかりで…。」
そう言いながらも、白の涙は止まりませんでした。
再不斬さんはぽんぽんと白の頭をあやすように撫でます。
「でも、嬉しいです。」
涙でぐちゃぐちゃの目元を袖で乱暴に拭いてから、白は顔を上げました。
「僕が死ぬの、嫌だって…。」
にこりと赤い目元を細めて、白は笑いました。
再不斬さんはそっと白の頬に手を添えて、親指でまだ赤い目尻を撫でました。
「もう、大丈夫か?」
白はコクンと頷いて微笑みました。
再不斬さんは、くいっと口布をずらすとちゅっと白の頬に口付けました。
「ざ…再不斬さんっ…。」
かーっと次は頬を真っ赤にして、白は再不斬さんを見上げます。
再不斬さんはぎゅっと白を一抱きすると、身体を離して踵を返しました。
「あ!」
白は離れていこうとした再不斬さんの腰布をぐいっと引っ張りました。
再不斬さんは立止まり、白の方に体を向けます。
「何だ…っ!」
声をかけようとした再不斬さんの首に、白は急に両腕を絡ませました。
その為、再不斬さんは身をかがめる格好になります。
白は、近づいた再不斬さんの唇に自分の唇を押し付けました。
「再不斬さん…。次は絶対NG出しませんから…。」
再不斬さんはふっと笑うと白の左胸の着物の下にある、血糊と火薬の詰まった袋を撫でました。
「あぁ…、しっかりやれ。」
「はい!」
その返事に、再不斬さんは白の頭をまたぽんぽんと撫でるのでした。
「全く、お熱いねー。」
なかなか戻ってこない二人を探していたカカシ先生に見られているとは露も知らずに。
はい、またコラボ。←
カカシ先生この後、演技中に「さっきの見ちゃったー(小声)」って言って、「ぬおおおお!!(赤面)」って再不斬さんは叫びながら首切り包丁を振り回したらいいなと思いました。
[1回]
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